おもしろ分解博物館 2001.5.3.

おもしろ分解博物館〜機械のなかみは?

松下電器産業 Panasonic RX−DT70

ジャンク部品は教材開発に欠かせない!かな?(^^)

ダブルカセット、CD、FM−AMラジオ一体のラジカセです。スピーカーも大きくて立派な上級機種です。
壊れてしまったもので、いただいたものです(^^;)
大きなラジカセの分解は、意外と難しいのです。本体カバーを止めているネジが隠れているのです。このラジカセも取っ手の付け根に隠れていました。 本体カバーが外せれば、あとは簡単!
インピーダンス27オームの大きなスピーカーは、技術科の実験・実習用として、さまざまな用途に使えます。 前面パネルを外し・・・ カセットデッキ部分と電源部分の取り外し
ラジオ、カセットデッキ、CD、電源装置などそれぞれユニットごとに構成されています。
各ユニットを結ぶコードのコネクターは古いタイプのものが使われていました。
ラジオ部分
カセットデッキ部分 電源装置部分 CD部分
操作パネル部分 スイッチのプッシュロッドはユニークなプラスチック一体成形です。
同じ規格の小さなスイッチは部品として再利用できます。 ウォームギアのついたモーター 大規模集積回路・・・・実物サンプルとして使います。
トランス 整流用のダイオードは大きくて実験用の部品に最適です。 半導体レーザとレンズも実験装置に転用できます。
液晶パネル 録音ヘッドも実験用の部品へ ねじは約80本、ほとんどがタッピング・ビスです。ちなみにビデオデッキでは約120本のねじが使われていました。

 こうして分解して取り出したジャンク部品は実験・実習のための教材用部品として使うことができますね。この部品をどう使おうかと考えるのも、新たな教材開発につながるきっかけになると思います。意外な発展が期待できるかもしれませんね。


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