おもしろ分解博物館 2002.6.30.

おもしろ分解博物館〜機械のなかみは?

クオーツ式腕時計
CASIO AQ−340

 時計に使われている「ステッピング・モーター」です。赤いコイル(巻線)部分が「駆動コイル」で、写真右の左下に「マグネットローター」と小さな歯車があります。この歯車によって時計文字盤上の針が動きます。
 モーターを連続回転させるためには、少なくとも2相以上の相数が必要となりますが、時計用のモーターは磁気構造を工夫して単相で連続回転をさせることができるモーターが使われています。

 写真左の基板中央にある円筒形(銀色)部品が水晶(クオーツ)振動子です。ここで安定した発信周波数がつくられます。また、基板上には「分周用IC」があります。

液晶表示部分

時計用の精密ネジ


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