本物で技術を語ろう!【加工&材料】
1.旋盤
旋盤をレストアしました。現在旋盤は4台です。1台はフライス盤・ボール盤付きで、2台は超小型旋盤です。
2.鉄鉱石・砂鉄標本
鉄鉱石(磁鉄鉱、赤鉄鉱、褐鉄鉱、黄鉄鉱)、砂鉄です。写真右は柵原鉱山(岡山県柵原町、現在は閉山)の磁鉄鉱です。クリップが磁鉄鉱に吸い付けられているのがわかると思いますが、これはスクラップ用クレーンの強力な電磁石で着磁させたためです。写真中央の塊は群馬鉄山(現在は閉山)のものです。写真左は島根県吉田村、岩手県久慈市(「砂鉄資料館たたら館」で見学の際、受付で「群馬県から車で来ました!」と言ったらおみやげとしていただけました!?)、神奈川県鎌倉市極楽寺川河口(七里ヶ浜です。たたら製鉄実習には、ここで採取した砂鉄を使っています。群馬県太田市の利根川でも良質の砂鉄が採取できます。)の砂鉄です。校庭でも砂鉄が採取できそうですが、まったく話にならない量の砂鉄しか集められません。砂鉄を採取しているビデオを見せてから、比較のためにやってみると生徒は唸るでしょう。(笑)
3.鋳造実習用合金と砂型鋳造実習教具
手前の9つのインゴットが自作の低融合金で、円盤状のインゴットがアルミ缶を溶かしたアルミニウム合金です。大きなアルミニウム合金インゴットと砲金用鋳物砂、きら粉(剥離剤)は、鋳造の学習用にビデオ撮影や話を聞きに行った群馬県高崎市の鋳物工場(こういうときはまずイエローページで調べます!)でプレゼントされたものが入っています(現在は鋳鉄を扱っており不要になったものです)。
4.各種金属と金属材料標本
授業の実験・実習で使った金属材料の残りは標本用にストックしておきます。技術科の実習では合金を扱うことが多いわけですが、合金を組成している金属についても学習の中に取り入れていくべきだと思います。写真の「実物写真付き原子の周期表」は手に入るものは実物をつけて技術科の授業でも活用できます。(「実物写真付き原
子の周期表」は仮説社で扱っています)
5.各種木材標本
これらも実験や実習で使った残りや、材木屋さん、教材屋さん、DIY店の端材コーナーで集めたものです。技教研「京都大会」で販売された標本もあります。また写真中央下にある「森の博物館 原物標本」オーク・ヴィレッジ発行 オークハーツ発売 も、おもしろい標本です。30種類の木の原物標本(25×60×5)と、その木の解説書(34p)付きです。
「森の博物館 原物標本〜日本人なら知っておきたい木30種」 オーク・ヴィレッジ発行 オークハーツ発売 1995年 2000円(本体1942円)
6.各種プラスチック標本
プラスチックの学習では、リサイクルについても学習しますので、写真のように分類していますが、別の観点から分類した標本を製作中です。
7.栽培(用土・肥料標本)
授業で使ったものの残りがもとになっています。
投稿者:群馬県碓氷郡松井田町立南中学校 大木利治