本物で技術を語ろう!【電子&電気】


1.受動素子「抵抗器・コンデンサ・コイル」標本

den01.jpg (10861 バイト) テレビ・ラジオ等のジャンク品を分解し、取り出した部品を分類して作った標本です。クラブ活動で生徒たちが取り出した部品が使われています。分類表を作成して部品を分類していったわけですが、部品のないものはいくつか購入しました。電子回路に使われている部品は、大きさや形がさまざまですが、抵抗器・コンデンサ・コイルに整理してみると思ったよりわずかな種類の部品が用途に応じて使い分けられていることを生徒に実感させることができます。電子回路の名脇役たちです。


2.「セレン整流器、真空管、ゲルマニウムダイオード、トランジスタ、IC、LSI」標本

den02.jpg (8757 バイト) テレビ・ラジオ等のジャンク品を分解し、取り出した部品を分類して作った標本です。年表やイラスト付きです。技術史の学習にも活用できます。電子回路の主役たちです。
 ところで真空管ですが、ダイオードやトランジスタの学習で扱っています。実物の真空管がけっこうたくさんありますので生徒一人ひとりが実物を手にとって見られるようにしています。また真空管式のラジオが3台(1台は木箱の大きなもので中波と短波が受信できるものです。最近調子が良くありませんが・・・。あと2台のうち1台は自作、もう1台は「毛利電化サービス製 真空管ラチ゛オR−10」です。深みのある明るく輝く真空管を見ながら放送を聞いたこと、を生徒はいつまでも忘れない思い出として心に残してくれるようです。
 また、真空管、ゲルマニウムダイオード、トランジスタ、IC、 LSIについてはNHK「電子立国 日本の自叙伝」も授業で使えるところがたくさんあります。


3.各種トランジスタ標本

den03.jpg (6771 バイト)  テレビ・ラジオ等のジャンク品を分解し、取り出した部品を分類して作った標本です。まだ、部品が集まっていないので製作中のものです。トランジスタのカットモデルもできそうですね。


4.コンピュータ室の一角に展示した標本類

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 製作した標本、模型、実物はできるだけ生徒が手に触れて見ることができるようにしています。


5.各種電池の標本

den05.jpg (6868 バイト) 電池についても、使用済みのものを標本として再利用していけます。写真や図でもいいと思いますが、やはり実物を用いた学習のほうが生徒が生き生きしています。鉛蓄電池はカットモデルにしてあります。マンガン電池はフィルムケースを使って実習でつくっていますが実物のカットモデルも簡単にできそうですね。


6.「シリコンウェハー」と「金属シリコン」

den06.jpg (5885 バイト) シリコンウエハーは、生徒の保護者が半導体メーカに勤務しており、学習用のサンプルとしていただいたものと、マイクロチップテクノロジーインターナショナルInc.日本支社 中尾信治氏に提供していただいたものです。生徒が手にとって見たり、顕微鏡で観察できるようにアクリル板で表面を保護しておきました。
 金属シリコンは、私が学生時代に助川政之先生(元東京学芸大学教授)から教えていただいた「合名会社 平野清左衛門商店(東京都千代田区内神田1丁目5番2号 電話03−3292−0811 FAX 03−3294−9336)」で購入したものです。試作品・実験用に各種の金属(カタログが有ります)が少量でも購入できるため時々利用しています。98%以上の金属シリコン(塊状)が700円/kg、99.999%の高純度シリコン(塊状)が20円/gでした。(相場の変動で価格が変更になります。)



投稿者:群馬県碓氷郡松井田町立南中学校 大木利治

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