大気圧によるラップ破裂実験


準備するもの

  真空ポンプ、円筒容器、ラップ、輪ゴム

lap1.jpg (4056 バイト)lap2.jpg (5126 バイト)lap3.jpg (4879 バイト)

実験

  1. 円筒容器の口にラップをかぶせて輪ゴムで止める。
  2. 真空ポンプで容器内の空気を抜いていく。

結果

 大気圧と容器内の圧力に差ができるためラップが、ドーム状にえぐられる。さらに空気を抜いていくとラップが、耐えきれずに大きな音をたてて粉々になる。

考察

 ゲーリケは1654年にドイツ各地の政治家が集まった。会議で二つの半球を合わせて中を真空にし、それを馬に引かせて離す実験をおこなった。この実験は「マグデブルクの半球」と呼ばれる。この実験は大評判になり、真空や大気圧を広く知らせるのに大城に役立った。

問題: 人間が大気圧で押しつぶされないのはなぜでしょう。

答え:肺の中にも大気圧がかかっており、体内において大気圧との圧力差が生じていないため、押しつぶされることはないのである。


投稿者:東京都 東京工業大学工学部付属工業高校 門田和雄

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