封入樹脂でトロフィー その2
2004年2月17日
前回の校内大会用に作成したトロフィーを県の先生方に見せたところ、大変評判がよく、県大会用にも作って欲しいと依頼を受け、県大会のものも作りました。 写真のように8つ(最終的には9つ)作成しました。 基本的には前回のものと同様の方法で作っていますが、ロボット大賞用と優勝用のトロフィーの2つ(写真奥の左から2つ)は、途中の手順が少し違います。 そこで、今回は優勝用のトロフィーの作成方法について説明します。 |
応用編(県大会 優勝用トロフィー)
前回と同様の封入樹脂を使用します。 写真は、前面の分と背面の分を同時に固めているところです。 容器には、これも100円ショップで見つけた、文庫本収納BOXを使用しています。 |
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固まったものを取り出したところです。 前回も書きましたが、耐熱プラスチックの容器だと、固まった後きれいに取り出すことができます。 このあと、お互いの貼り合わせる面を削って磨いておきます。 |
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ここが前回と違うところです。 まず、前面の分を容器に戻し、液状の樹脂を少し垂らしておき、その上に封入する中身を乗せます。 今回使用したのは、インクジェットプリンタ用のクリアラベルで、県大会のロゴマークと優勝などの文字を印刷しておきました。OHPシートなどでもできると思います。 中に気泡が残っていた場合には、上から軽く押さえながら気泡を逃がします。 |
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中身の位置を決めたり気泡を逃がしたりしたら、液状の樹脂をもう少し垂らし、その上に背面の分を乗せます。(2枚の板をボンドで貼り合わせるようなイメージです) この時にも、気泡が入らないように気をつけながら、上から押さえつけます。 横からはみ出した樹脂はあとから削って成形することを考えていたので、少し多めに垂らしておきました。 |
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完全に固まったら、容器から取り出します。 これで、一応四角柱の形にできました。 このあと、ベルトサンダーで形を整え、耐水ペーパー・研磨剤で表面を磨きます。 今回は、4つの角を落として八角柱にし、上部を斜めにカットしました。 耐水ペーパーは、240番と1000番を使用しました。 |
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完成時の写真です。大きさの比較のために、マッキーを隣に置いてみました。 はじめはこれに台座をつける予定でしたが、作ってみたらこのままの方がいいかなと思い、台座はつけませんでした。 ロボット大賞用のトロフィーは、第一段階で容器に傾きをつけて三角錐を2つ作り、それを貼り合わせて逆四角錐にし、台座をつけました。 ロボット大賞用のトロフィーの台座は、100円ショップで見つけたMD収納BOXを半分に切って使っています。 |
番外編(楯?)
上の写真のように、薄く作ったものを、傾きをつけて容器に入れ、土台をつけると、楯のようなものもできます。
これは、同じ形のものを2つ作るために、容器の両端に入れてあり、固まった土台を半分に切断して2つに分けました。
もともと必修教科の授業で使っていた封入樹脂を利用して、ロボットコンテストのトロフィーを作ってみました。
中に入れるものを工夫したら、もっと色々なところに活用できそうな気がします。
この他に「こんなものができそうだ」というアイディアがありましたら、ぜひ教えてください。
投稿者 長野市立柳町中学校 原正人
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