丸太から板を作る
法隆寺の作られた時代のやり方で。
授業は、「法隆寺を作った時代こんな道具で板を作っていたんだよ。」という話から始まり、実際に体験してみました。
@ 丸太を楔で割る。(縦方向)
A 少し割れた丸太を横方向から楔を入れ、割れた所に板をはさむ。
B 割れた面をちょうなで荒削りし、面をならしていく。
C 槍がんなで面を仕上げる。
D 使用した材料
間伐材の丸太(杉) 長さ1メートル20
E 使用した道具
この材料は共同製作によるベンチ作りに使う予定です。
板を割って削るだけでも結構時間がかかりますが、丸太が意外とうまく割れることや、「槍がんな」や「ちょうな」の難しさがよくわかり、後の「台がんな」と比較すると道具の歴史も実感できます。
静岡大学附属島田中学校 紅林 秀治