簡単な型取り
- 自由樹脂による簡単な成形
自由樹脂は60℃以上のお湯の中で簡単に溶かすことのできるプラスチックスの樹脂です。適当な量をお湯の中に入れて溶かし、水飴のように割り箸などでかき回します。数分間かき回した後、必要な形の中に入れて成形を行います。写真は雑貨屋で見つけた魚の形に自由樹脂を流し込んだものです。文字の形などに入れて活字を作ることなども簡単にできます。
- 石膏による型取り
形取りの基本はやはり石膏です。そのままでは脆いという欠点がありますが、形の隅の方まできちんと湯が流れ、とてもきれいに形取りをすることができます。写真はデパートの料理コーナーで売っていたクッキーか何かに用いられる形に石膏を流し込んだものです。中心に描かれている「さい」の絵がとてもよく形取りされました。石膏は白いので、その上から銀色のスプレーで塗装すると、金属性のものと見間違えるほどです。
- コピックによる型取り
正式な名称は分からないのですが、商品名は「こぴっく」として売られています。とんねるずのハンマープライスなどでもよく用いられているのでご存じの方もいるかもしれません。緑色の粉に水を入れてかき混ぜると、だんだん粘りけが出てきて固まってきます。コピックの特徴は固まったときに、ゴム状になるため、カッターなどで切り取ると3次元的な空間を形取りできることにあります。
投稿者: 東京都 東京工業大学工学部付属工業高校 門田和雄
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