板金屋さんでのロボット部品加工1
2004年8月30日
まずは必要な図面を描くことから始めます。基本は三角法です。板金の展開図と曲げを行った完成図が両方必要です。注意する必要があるのは、板厚(ここでは1.5mm)をきちんと考慮することです。また、材料(ここではアルミ5000番台)によって、曲げたときの伸びが異なるので、実際の加工ではこれも考慮します。 | |
まずはせん断機で材料取りをします。バリの向きが一定になるように裏表を反転させながらおこないます。この穴はNCプレス機で加工をしました。これはX座標とY座標を指示してパンチとダイスの間に材料を挟んで円を切り落とします。ボール盤での穴開けに比べて格段に早くきれいに仕上がります。小さい穴はM3のねじも切りました。 | |
2カ所を曲げて完成です。この中にサーボモータ取り付けてロボットの関節にします。 | |
これは別の部品ですが、周りを丸く切り落とすのには、決められた半径のパンチをセットして、足踏みプレス(通称:蹴とばし)で加工します。これも鉄工やすりで仕上げるのに比べて格段に早くきれいに仕上がります |
投稿者:東京都 東京工業大学工学部附属工業高校 門田和雄
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