鉄を熱すると赤くなる。その赤い鉄はたたくと伸びる。たたき方によって自由に形が変えられる。グラインダーと金工ヤスリで外形を作る。砥石で歯返りを出す。歯返りをとれば、けっこう切れるナイフの出来上がり。仕上げに研磨剤で磨き上げると鏡のような光沢がでてくる。ただの鉄の棒だったとは思えない仕上がりに生徒達は満足顔。
材料は、丸棒(軟鋼)です。五寸釘でもOKです。硬鋼を使えば本物の刃物ができるのですが、我が校には、金工室にガスがきていないこともあって、炉がありません。軟鋼棒なら、トーチや理科室のガスバーナー程度の火力で十分に鍛造が可能です。
作ったナイフで、調理実習に挑戦です。肉、人参、ピーマン、タマネギ、リンゴと自分の作ったナイフで調理します。
投稿者:茨城 小絹中学校 川俣 純
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