FRP(強化繊維プラスチック)による加工


 近年、軽くて丈夫な材料としてFRPが多く用いられています。FRPには大き く分けてガラス繊維を主成分とするCFRPと、炭素繊維を主成分とするGFRP とがあります。身近なものとしては、ヘルメットや釣り竿、スキー板などに また、航空宇宙材料としてスペースシャトルなどにも用いられています。工業高校 では低燃費自動車のカウルや船を作るのによく使用しています。ガラス繊維の使い 方は、シート状の繊維を樹脂で固めていくという方法を取ります。空気を間に入れ ないように丁寧に押し固め3〜5層ほど重ねるとかなりしっかりとしたものになり ます。ただし、樹脂の臭いがかなり強烈なので、マスクをするなど工夫をして下さ い。

低燃費自動車FRP製カウル        スペースシャトルオービター(ケネディ宇宙センター)



投稿者:東京都 東京工業大学工学部付属工業高校 門田和雄

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