ノンスメル電池を作ろう
最終更新日 1996/11/19
●目的●
備長炭電池同様、モーターを動かせる電池です。電池の仕組みを実際に作って体験します。
●材料●
ノンスメル1箱、アルミ箔、テッシュ、食塩、小型ボール、ミノ虫コード、ミニ扇風機、回路計
上のように作ります ミニ扇風機が回るとビックリ!
●方法●
(1)電池作り
アルミ箔を10cm角と7cm角の2枚に切ります。飽和食塩水を作り、8cm角くらいのテッシュにひたし、アルミ箔の間に挟みます。そこにノンスメルから取り出した活性炭をうすく引いてアルミ箔を重ねると完成です。
(2)接続、測定
ミニ扇風機につなぎます。上から手で押しつけると回転が始まります。同様に回路計につなぐと電圧が測定できます(0.5V程度)電流は少ないので豆電球はつきません。
●ポイント●
アルミ箔が電極になるのでショートしていると回転しません。いくつも直列に接続していくと電圧もあがり、さらにいろいろな事ができます。かなり実用的です。しばらく使ってくるとアルミ箔がボロボロになるので、化学変化がわかります。木炭でもできますが、入手の容易さ、確実さからノンスメルの活性炭がお薦めです。
●参考資料●
・産経新聞94年11月9日
「アルミニウム使った空気電池・都立小金井北高校・米村教諭」
●ポイント●
この後マンガン電池など乾電池の構造を押さえると、似たような構造なので分かりやすいです。ただしどうして電気が起きるかは2年生では難しいですね
投稿者:長野県諏訪郡原村立原中学校 村松浩幸
戻ります