計量カップスピーカーで川俣純さんが紹介されているスピーカー発電は、スピーカーが音を電流に変換することを理解させるのに大変面白い実験です。しかし回路計で交流電流のレンジが付いているか、直流しかない場合はダイオードをはさむ必要がありました。また測定の針の振れもごくわずかです。
そこで名古屋大学教育学部附属中・高等学校の鈴木善晴さんが試された交流電流計での測定を試みました。
交流電流計は理科室で実験用で置いてあった物を借りてきました。10A、1A、100mAの3つのレンジで測定ができます。スピーカー発電実験では100mAに直接みの虫コードでスピーカーを接続しました。後はスピーカーに向かって叫ぶだけです
プラスチックコップのスピーカーを使ったのでかなり針も動き、実験がすごく盛り上がりました。”記録更新!”の声が聞こえます。
各自測定し、班での最高記録を上げてみると、最高値が26mAとかなりの発電量でした!!
電流値を大きくするには単に大声で叫ぶだけでなく、声を持続させるといい結果が出たようです。
”スピーカーが発電する”というところからスピーカーの仕組みに入っていったり、モーターとの類似性をまとめても面白いです。
投稿者:長野県中野市立中野平中学校 村松浩幸